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「お見合いで、気を使いすぎて疲れるんです」4つの原因と具体的な対策

お見合いで気を使いすぎて、疲れちゃいました…

こんにちわ。結婚相談所の仲人青井です。

婚活で、相手と居る時にめちゃくちゃ気を使って疲れてしまうってとてもあるあるだと思います。
そんな方から良く受けるご相談はこちら。
「いろんな人と会っても会っても、全然相手を好きになれないんです」
「頑張って会っても、帰ると疲れてぐったりしていて…」
「お見合いの日が近づくにつれて、どんどん気が重くなっていくんです」
「このまま人と会っていっても好きな人が出来る気がしません」
「自分には婚活が向いていない気がします・・・」

そりゃ、それだけを気を使っていたら当たり前ですから!!

今回は「相手に気を使って、人と会うのが疲れる方」に向けて、原因と対策をお伝えします。

 

相手に気を使いすぎる4つの原因

①自分を尊重していない

気を使って疲れるというのは、他人のために自分を犠牲にしている状態です。
人の気持ちを大切に、和を重んじ、相手や周りのことを大切にするのはとても素敵なことですし、周りに気を配られる、とても優しい方なのだと思います。
ただ相手を優先するあまり、自分を犠牲にし、尊重していない場合、人と一緒にいることが非常に疲れます。

②自己防衛をしている

気を使っている状態、と言うのは、実は自己防衛から行動していることも多いです。
「~しないように」と、自分がありのままに振舞うことを禁止している状態です。

・相手に嫌われないように
・相手に迷惑をかけないように
・勝手な人だと思われないように
・場の空気を壊さないように

~しないように、と、怖れ・不安の感情で行動し続けることは、ものすごく精神を消耗します。

 ③自分に自信がない

自分に自信がないと、「相手にどう思われるか」を気にしすぎてしまいます。
そういうときは、「自分がどうしたいか」よりも「相手がどう思っているか」を優先しがちです。
相手に合わせるのは一見楽なように見えてめちゃくちゃしんどいです。他人の顔色や態度に振り回されてしまうこともあるでしょう。
また、いい人とは思われるかもしれませんが、あなたが何を考えどういう人でどんな魅力を持っているかは伝わりにくく(しかも大抵ご自身でも、自分の魅力を理解していないことが多い)、誰かにとって特別な人にはなりにくいです。

④人の顔色を見るクセがついている

子供の頃の家庭環境など、過去の影響で人の顔色を見るクセがついている事があります。

・子供の時、お母さんを怒らせないように、「お母さん、今怒ってないかな?」「今なら話しかけても大丈夫かな?」と、常に顔色を窺っていた。
・お母さんが過干渉で、お母さんの意に沿わないものを選ぶとお母さんが不機嫌になっていた。
・お父さんが酒癖が悪く、急に怒鳴りだすため、怖くて様子を窺っていた。
・思春期の頃、クラスメートとうまく行かなかった。その原因が自分にあると思っている。

 そういった環境にいると、いつも人の顔色を窺ってしまう、人の感情に合わせてしまう、自分がここに居ていいのか分からない、何をやっても自分に自信が持てない、と言う状態に陥りがちです。

「相手の期待に応えないと見捨てられる」「怒られるのは自分が悪いから」「うまくいかないのは自分のせい」と言う思いを抱えることも多いです。

気の使い過ぎをやめる方法

と、いうように、人に気を使いすぎると疲れて当然!当たり前の疲労困憊です!
それではどうすれば気を使いすぎず、人と一緒にいても楽に過ごせるでしょうか。

①自分を尊重する

人と一緒に居るとき、相手より先に自分を尊重しましょう。
自分の意見や思いを相手に伝えることは、決してわがままではありません。
お互いに意見を伝えあい、意見が違う時でもその上でどうしていくかを一緒に考えられることは、結婚生活を送る上でもとても大切です。

たとえば交際中に、あまり好きじゃない映画に誘われたときなどに、
「いいですね!その映画、楽しそうです。」など、全然興味がないのに無理に合わせて、後でどっと疲れていませんか?

それは、自分をないがしろにしている行動だからです。
そういう時はお互いを尊重した上で、きちんと自分の考えを伝えましょう。

考えを伝える上で大切なことは、以下の3点セットをきちんと伝えること。

1.「起きていること(事実)」
2.それについて「感じたこと(感情)」
3.相手に「してほしいこと(要望)」

「映画のお誘いをいただいてありがとうございます。(事実)
誘ってもらえたことは嬉しいのですが、私、実はアクション映画にあまり興味がなくて・・・(感情)
良かったらこの前話題に出ていた、水族館に遊びに行きませんか?(要望)」

など、3点をおさえて伝えることで、お互いを尊重したうえで、よりお互いを知ることが出来ます。

#自分がそもそも何をしたいか、何が好きだか分からない場合は、自分を知るワークがお勧め。
カウンセリングでは「自分が好きだと思うものを300個探してくる」と言う宿題をお出ししたりします。今すぐ見つからないなら、昔好きだったことや、友達と居てどんな時に楽しいと思うかなど、自分がどんなことが好きでどんな生き方をしたいのかを知ることで、相手とどういう関係を築きたいかがクリアになっていきます。

②「~しないように」から「~したい」へ変える

「本当はしたくないんだけど、しないと嫌われるからする」ことは、恐れから行動している状態です。
「相手が喜びそうなことをしてあげて、そこに喜びを感じられる」ことは、愛で行動している状態です。

相手の顔色を窺っていると、どうしても視野が狭くなってしまいます。それは当然で、例えば山道に熊が現れたら熊に攻撃されないよう自分の身を守るのに必死で、熊がどんな性格で、今何を考えているのか、なんて考えている場合じゃありません。
「攻撃されたくない」「嫌われたくない」と思うと、どうしても自分のことでいっぱいいっぱいになり、視野が狭くなるものです。

怖れがあると、どうしても、自意識過剰になります。
つまり、自分ばかりを見てしまうようになり、相手を広い視野で見ることができなくなります。

一方、愛情で行動する、というのは、相手をちゃんと見る、ということです。
自分に余裕を持って、相手をちゃんと見た上で、自分がやりたい範囲で、「私は相手にどうしてあげたいかな?」「相手をどう喜ばせてあげたいかな?」と考えることをお勧めします。
やりたくないことは、思い切ってやめましょう。
自然体で、自分がしたいと思う事だけすることで、そのままの自然体でいるあなたを、良いと思う方に出会えます。

③自信を持つ

自分の好きなところを、20秒間でできるだけたくさん書き出してみてください。

その次に、自分の嫌いなところを、20秒間でできるだけたくさん書き出してみてください。

「嫌いな所はいくらでも出てくるけれど、好きな所なんて全然浮かびません。」と言う方は、自信がない状態です。

自信のない人は、常に自分のダメなところを探す癖があります。そして、たとえ人から褒められたり認められたりしても、少しでも否定されたり批判されたりした部分があると、そちらばかりが強く記憶に残ります。褒められたことすら覚えていない人も少なくありません。
自分を褒める言葉は無意識のうちにスルーして、自分を責める言葉だけを受け止めてしまうので、自信がなくて当然です。

自信をつけるにはどうすればいいでしょうか?

おすすめなのは、「自分へのダメ出し癖を辞める事」と「自分を褒める事」を習慣を付ける方法。

自分へダメ出ししてることに気付いたときに、「ま、そういうこともあるよね」と、ダメ出しを取り消す。また、「ダメ出しした自分にダメ出ししない」のがポイント。「お、ダメ出ししたことに気付いた!偉いな自分!」と思う事をお勧めします。自分に寛容になって、全自動自信失いループから抜け出せます。

自分を褒めることもお勧めです。毎日3つ、初めは「若干無理やりだなー」と思っても、自分を褒めます。「今日は気分よく朝起きた」「レジでお礼を言った」「仕事に行った」など、褒めアンテナを立てておくことで、人からの誉め言葉もきちんと受け止められるようになっていきます。
『できないことを数える』のではなく、『できたことを数える』方が、こうありたいと思う行動も強化されるおまけつきです。
ちょっとしたことも褒められるようになったら合格です。

そこはかとなく自信を感じられるようになるには、まずが習慣化して、癖付けることが大切です。のんびり2か月くらい取り組んでみてください。

④過去の要因に気付いて、癒す

家族との関係や思春期の学校生活などで、「傷ついた」「自分がいなければよかった」「罪悪感」「悲しみ」などを持っている方は、その思いにきちんと気付いて、味わって、癒すことで、日々の生活がとっても快適になります。
癒しの手法は色々ありますが、ここでは今すぐ一人でできる癒しのワークをお伝えします。

# 1人でできる、過去を癒すワーク
嫌だったことを思い出してしまう可能性もあるので、辛かったら無理をせずに辞めてください。
過去を思い出して、今まで人との関係でうまくいかなかったこと、我慢したこと、辛かったことを自分の心に聞いてみて下さい。
1.過去の傷ついた原因になりそうな相手(Aさん)との辛かった過去の場面を、1つ、よーく思い出してください。その場面を十分に味わってください。

2.次はその過去の場面を、「相手(Aさん)」の立場になって思い出してみてください。何か気持ちや、感じられることはありますでしょうか。十分に味わってみてください。

3.次はその過去の場面を、そこにいない第三者の架空の人(Bさん)として見てみてください。全く関係ない第三者として、感じられることはありますか。十分に味わってみてください。

4.ここで、もう一人登場人物を招待したいと思います。あなたにとって、この問題を相談してみたい人はいますか?信頼・尊敬していて、問題解決が上手な、助言してほしいな、と思う人。その信頼できる人(Cさん)がこの場にいたら、あなたにどのような言葉をかけてくれるでしょうか。助言の言葉かもしれないし、ねぎらいの言葉かもしれません。その言葉を聞いてあなたはどう思うでしょうか。

5.この、Aさん、Bさん、Cさんはすべてあなたです。あなたはそれぞれの立場で視点を変えて物事を見る力があるし、Cさんのような言葉をかけることもできます。
視点を変えること、自分に優しくすること、少しづつでも経験してみることで、自分を癒し、自信を取り戻すことができます。 

まとめ

気づかいに溢れる優しい方が、お見合いで疲労困憊するのは本当に良く起きる現象です。 

えっ?でも初対面で相手に気を遣うのは普通ですよね?」と、それがご自身にとってあまりに普通なことなので、そう仰る方もいますが
素敵な私と出会えてあなたは幸せ者ね♪」と言う気持ちでぜひ、自信を持ってのびのびお見合いをしていただけたらと私は思っております。

現場からは以上です。

 

 

気づかいする人がハマりがちな、「親が心配で結婚できない」の原因と対策について書きました

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