【図解】統計データから見る、男女の恋愛婚活事情
統計データから見る、男女の恋愛婚活事情
今回は、現代の恋愛と婚活事情について、データを用いてご案内します。
クリスマスに恋人がいないことは普通
厚生労働省の出生動向基本調査によると
男性は25〜29才が交際相手なし率が一番低く55%ほど、そこから年齢が上がるにつれて70%まで上昇。
女性は20代が一番低く45%ほど、そこから年齢が上がると65%まで上昇。
童貞率・処女率の増加と『恋愛の仕方』がわからない若者たち - ゆとりずむさんよりお借りしています
既婚者がグラフから抜けていくため、年齢が上がるほど交際相手なし率は上がります。
一番交際率が高い20代女性でも交際率は55%、ほか全世代では交際相手がいない人のほうがマジョリティ。
交際相手がいない人の方が多数派です。
そんな気になるところの多いデータですが、ひとつ大切な点がありまして
「交際率は常に女性の方が高い」という事。
一部男性による女性の重複が見て取れます。
男女の人口比率について*1
ごく一部の男性が独占的モテ状態
恋愛工学の藤沢数希さんからお借りしています。
モテ男子は貴重な存在なので恋愛強者として同時多発的に女性と関係を持つ事が可能です。
この数少ないモテ男性を三分類すると
①恋愛市場から卒業したモテ
②既婚者だけど恋愛市場にいるモテ
③結婚する気のない恋愛市場にいるモテ
に分かれます。
そして結婚していないモテ女性は自動的に
・モテ男性と付き合った経験がある女性
になります。
そのため恋愛・結婚をする際は、年齢を重ねるほどに
男性は、経験値が高い女性を振り向かせるために頑張る。
女性は、過去のモテ男性と比較せずに今出会う人の良いところを探す。という形になります。
そこで女性が、「恋愛ではなく結婚」「恋活でなく婚活」「結婚を意識したお相手探し」にシフトしていきます。
女性が、トキメキはしないけど信頼できる相手を見つけ結婚したり、女性慣れしていない男性を育て良い関係を築いて行くことも少なくありません。
生涯未婚率が妙に男性だけ高い理由
生涯独身率は、男性は20.1%、女性は10.6%(平成22年時点)。
現在急上昇中です。
(生涯独身率は、50歳時点の未婚率から算出しています)
第1-特-20図 生涯未婚率の推移(男女別) | 内閣府男女共同参画局
ちなみに「いづれ結婚したい」と考えている比率の男女差はあまりありません。
背景として
・結婚するとき、4組に3組は初婚同士。1組は夫婦どちらかは再婚。
・再婚男性と初婚女性の組み合わせは、再婚女性と初婚男性の組み合わせより1.4倍ほど多い
・再婚男性が年下女性と再婚する確率は80%
・再婚男性は平均6.6歳年下の女性を選んでいる(全国での年の差平均は女性が2.2歳年下)
私の経験上からも、モテ男子は離婚してもあっという間に年下の女性を口説き落とし結婚して行っています。
「いい人がいれば」「出会いがあれば」で結婚するのはかなり厳しい
28歳の女性に
「周りの友達はみんな自然に結婚できてるのに、なんで私は婚活をしないと出会えないんだろう…」と、泣きながら相談をされたことがあります。
「普通に結婚できないなんて、私に何か問題があるんでしょうか…」と。
彼女はご両親ともとても仲が良く、「親は普通に結婚できたのに、なんで私は…」とずっと悩んでいたそうです。
でも、20~30年もたてば常識は変わる!
2017年時点で結婚をした人のうち1割以上が婚活サービスで出会っています。
彼女は結婚相談所に入ってたくさんの男性に申し込まれ、週に4人以上と男性と出会い、あっという間に相手を見つけていきました。
現代において、一部のモテ男性と結婚の流れに乗った人以外は
自然に好きな人を作って、付き合って恋愛して結婚して・・というルートはなかなかの難易度だと言えます。
そりゃあ交際相手なし率も上がるってものですよ。
パートナーが欲しいな、と思った際には
戦略を立てて行動することをお勧めします。
*1:
http://www.stat.go.jp/data/jinsui/pdf/201701.pdf
男女比で考えると64歳までは男女比=52:48程で男性が女性より多いです。
・それだけで説明が付かないくらい女性のほうが交際率が高い。
・65歳以上になると男女比=4:5で圧倒的に男性が不足するため、男性は長生きすればモテる。
*2:
男女差や時代背景はそこまで関係なさそうです。
(いずれ結婚するつもり、一生結婚するつもりはない、の二択は少し極端な気もしますが今回は置いておきます)