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「親が心配で結婚できないんです」3つの原因と具体的な対策

婚活しているけど、親を置いて家を出るのが心配です…

結婚相談所の仲人青井です。

「婚活している物の、親が心配で実家から出られません」
「本当は、結婚後にあまりいいイメージがないんです」
「親を置いて私が幸せになるのは、悪いことな気がして・・」

婚活がなかなかうまく行かない方で、悩まされている方がとても多いテーマです。

親の人生と、あなたの人生は別!
あなたは幸せになっていいんです!!

今回は「親が原因で、婚活がうまく行っていない方」に向けて、原因と対策をお伝えします。

 

親の影響で婚活がうまく行かない原因3つパターン

「親が原因で結婚できない?そんなの甘えじゃない?」

なんていう意見があるのも知っていますが、何年も一緒にいる家族の影響は本当に大きいです。

例えば、両親の仲が悪くて喧嘩している姿を見ていると、実は、結婚したら不幸になるのでは?と言う思いを持っていたりします。
そうなると本心では結婚したくないので、お相手の欠点を次々に見つけては、結婚しない理由を探してしまいます。

両親がお金で苦労してきた場合、お金がないと幸せになれないと思い、結婚相手を探すときにすごく年収が気になったりします。

親に厳しく育てられてきた方は、お相手の小さな欠点も許せない。普通はこうでしょう?なんでそんなことするの?と感じてしまいます。

親問題は様々なパターンがあるので、本来はその方に合わせてカウンセリングをしながらお話を聞いている内容になります。
今回は良くある3つのパターンをご案内します。

①親が子離れしていない

過保護・過干渉・心配性な親のパターンです。
子供の人生は子どもの物、と言う感覚が薄く、自分の思い通りにしようとします。

「あなたは私のことだけ聞いていればいいの」「あなたのために言っているんだから」「ほら、言うことを聞かないから失敗するのよ」など、自信を喪失させ、支配していることもありますし、

「あなたがいなくなったら私は一人でどうしたらいいの…」「寂しくてやっていけない」など、情に訴えてくることもあります。

両親が不仲だったり、心理的に距離が空いていることが多く、夫に向かえない思いが子どもに向くことによって生じるケースも多いです。

 ②子供の頃、親に甘えられなかった

子育てに無関心な親だったり、事情があって一緒に居られなかったりして、子供の時に甘えたいけど甘えられなかった時、
子供は「甘えてはダメだ」と力いっぱい甘えたい気持ちを否定します。
甘えたいのに甘えられないという気持ちは寂しいし辛いので、その感情ごと封印してしまうのです。
その結果、表面的には手のかからない、いい子になります。ただ内面的には

・常に甘えられる存在を探してしまう気持ちと、
・“甘えさせてくれなかった”ことへの怒り・恨み・憎しみのような気持ちを持っていることがあります。

また恋人ができたときに『親がそうだったように、いつか捨てられるのではないか?心を許していいのだろうか?』という不安を強く持っていることも多いです。

③親に罪悪感がある

「離婚したいけれど、お母さんはお前のために我慢しているの」
「おまえに金がかかるから生活が大変だ」
「誰のおかげで生活できていると思っているんだ」

など、子供の時に親から受けた言葉で、罪悪感を感じているパターンです。

自分がいなければ、親はもっと幸せだったのに。
生まれてきてごめんなさい。と思い育ち、
大人になっても『自分だけが、幸せになってはいけない』と、罪悪感を抱えることになりがちです。

罪悪感を持っていると、本当は自分に原因があるわけではない様々な出来事に対し、まるで自分が悪いかのように感じてしまいます。
相手に問題がある事でも、自分がいけないんだ、と思い、良くない人間に利用されることもあります。

解決方法

親問題でなかなか婚活がうまく行かない方は多いです。
しかも家族のことって、なかなか人に相談しにくかったり、人によって状況が違かったり、相談しても理解してもらえなかったり、自分が悪いんじゃないかと思ったり、なかなかハマりやすいテーマなのです。
それではどうすれば、親とちょうどいい距離をもって、気持ちよく生きていくことが出来るでしょうか。

①自立して、親と距離を作る

自立するには3つの方法があります。

●精神的自立
大人になれば、親は対等な存在です。
親の意見に従うのではなく、同じ目線で、相手を尊重しながらも、しっかりと自分の意思を持って関わりましょう。

●物理的な自立
両親の生活と、自分の生活を分けましょう。
もし実家暮らしだとしても自分だけのテリトリーを作り、家事なども自分ですることで、自信が付きます。

●経済的自立
家賃や生活費などを自分で考え、工面します。
誰にも管理されなくなることで、自分でどうにかするという意識が高まります。実家暮らしの方は、可能だったら家を出る選択をすると、ぐっとスムーズに自立できます。費用面で難しい場合はシェアハウスなども考えてみては。

②自分の愛情に気付く

「親の人生は親の人生、自分の人生は自分の人生」
「親の事は関係ない!自分の好きに生きる!!」と思い切って家を飛び出してみてください、とお伝えすると、
いや…、でもやっぱり、そんなことはできません…」と仰る心優しい方も少なくありません。
親を置いて自分の人生を生きることに、とてつもない抵抗感を感じる方もいます。

『幸せになりたい!』と思っても『お母さんが幸せにならないと、私は幸せになっちゃいけない』と思ってしまうし、
恋人が出来ても、優先順位ランキングは 1位:お母さん 2位:恋人 となる方はいます。

親のことが大好きで、親のために何かしてあげたい!と思ったからこそ、親の事が心配で、なかなか自分のことを優先できないのだと思います。

そういう方は、無理に親から離れようとより、自分がどれだけ親を愛しているかに気が付くことも有効です。

親に愛情があるからこそ、喜んでほしくて、笑ってほしくて、自分がしてあげたことがたくさんあるはずです。
それをたくさん書き出してみましょう。
今まで色々やってきた自分のことを褒めてあげましょう。
その上で再度、考えてみてください。

親から離れたいと、本当に思いますか?

心の距離が近い人と無理やり離れようとすると、それこそ身が切られるようにキツいし辛いです。
『今はまだ、良いや』
と思ったら、それはそれで良いと思います。

今できる事、やりたい事からやってみましょう。

③過去の自分を癒す

過去を癒す方法はたくさんありますが、カウンセリングの方法の一つに、過去の自分とと対話し、仲直りして、癒す方法があります。

4~5歳ころの、過去の自分をイメージしてください。
その子が泣いていたら、今の大人になった自分が話しかけてあげて、仲良くなります。

その子の悩みや悲しみを、まずは受け入れて、慰めてあげましょう。
その上で、頑張っていることを褒めてあげたり、自信をつけてあげるのも有効です。

「もうお母さんから自由になっていいんだよ」
「お母さんはひとりでも大丈夫だから」
そんな言葉をかけてあげるのも効果的かもしれません。

そうして過去の自分を今の自分が癒してあげることで、自分と仲直りすることが出来ます。
すぐにはうまく行かなくても、繰り返していく中で心がじんわり暖かくなったり、過去の自分をより肯定的な気持ちに見られるようになります。

まとめ

親との距離が丁度良くなる事、
自分の罪悪感を取り払う事、
自分の人生を自分で生きる事
この3つが叶うと、人生がとっても楽に、軽やかに、やる気に満ちた物に変わります。

生きるのすごい楽!

人生ってこんなに楽しかったんだ!

 と言う気持ちで、生きていただきたいと私は思っております。

現場からは以上です。

 

親に気遣いをしてい育つとハマりがちな、「お見合いで気を使いすぎる罠」について書きました

aoiao.hatenadiary.jp