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自己肯定感が低い苦しみから脱出する方法を、段階別に考えてみた

2019年1月、自己肯定感バーvol.2を開催しました。
20名の方々と、楽しく自己肯定感トークをしてきました。

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自己肯定感バーvol.1はこちら。↓

 

自己肯定感バーvol.2の雰囲気

vol.1は弁論大会のような雰囲気がありましたが、vol.2はまったりな感じでした。
参加者は、自己肯定感を上げた経験がある人、自己肯定感が低くて困っている人、自己肯定感の上げ方を知りたい人などなど。
自己肯定感のテーマでいくつかの発表と、参加者各々で語り合う進行。
カウンセラー的な活動をしている参加者さんも多く、相談会的なことも各所で繰り広げられました。
興味深い話題が多く、その中のいくつかをご紹介します。

混ぜるな危険!自己肯定感には段階がある。

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自己肯定感についてのアドバイスは、様々な切り口があると思います。
「自分を好きになろう!」
「自分の気持ちを大切にしよう!」
「勇気を出して踏み出そう!」
などなど。
ただ、段階によって効果的なアプローチって違うよね。
自己肯定感が低くて死にそうな人には、「こうやって踏み出せば人生変わるよ!」って助言より、「どうしたら楽に息を吸えるようになるか」を考えることが先だよね。アドバイスを受ける側もする側も、「今どの段階にいるかな?」という意識が大切だよね。

(ちなみに「まあ生きていてもいいかな」は、自己肯定感低いチーム内での自己肯定感の高さであり、もっと上には「生きているだけで毎日ハッピー!」ゾーンなどが存在していることは存じておりますが、関係ないので割愛します)

自己肯定感ゾーン1 死にそう

自己肯定感が低すぎて、ただ息をするだけでしんどい。何もしてなくても涙が出てくる。
そういう時期ってありますよね?
大抵身近な人に存在を否定されまくっているとそういう状態になります。
否定しているのは大抵家族や自分自身。
そう、このゾーンにいる人は、もれなく自分で自分の存在を否定しています。
死にたいゾーンは、奇跡的に人に助けられたり、他人とぶつかり稽古をしたり、インターネット内の緩いつながりに救われたり、本や映画創作物に救われたり、そんなことをしているうちに乗り越えられることもあります。
ただこの時期は、正直自分もよろしくない精神状態なので、関われる人もよろしくない状態な人のことが多いです。
人と触れ合うと、ネットストーカーに付きまとわれたり、狂言自殺者と共依存的にお付き合いをしたり、金品をだまし取られたり、お互いに傷つけ合うリスクが伴います。(私のことです)
とっても死にたいけど、死にたい死にたい言いながら生きている、本当はめちゃくちゃ生きたい状態です。
人に受け入れてもらう経験をする事で気持ちが解けるので、勇気を出してカウンセリングを受けたり精神科に行くことも選択肢に入れてもいいかもしれません。

aoiao.hatenadiary.jp

 

死にたいゾーンの注意点

この段階では、自分では自覚していなくても、認知がめちゃくちゃ歪んでいます。
「人に嫌われている」「嫌われた!」「死んだほうがいい!!」と、人の些細な態度を、何かにつけて自分が何かしたせいだと直結させるため、人付き合いが困難です。人に言われたことや受け取ったメールにショックを受けて数日落ち込むけれど、あとで冷静に振り返ってみたら別に酷いことは言われていなかった、という事はありませんか?(私です)
常に気持ちが落ち込んでいる為、大したことのないことにも、勝手に自主的に率先して傷つきます。

また、自分が常に溺れそうな状態なため、人の全然関係ない話題の中で、会話泥棒をして自分の不幸話をぶっこんでいたりします。
例:人が理想の男性の話をしているときに、自分は人と付き合える気がしない、なぜなら父親からひどい扱いを受けてきたので、男性恐怖症であるから、という事を話し始める。
人の話を聞くことが出来ない、場の雰囲気を壊している事に気付けないほど溺れている状態です。(…昔の私です照)

自分の経験や数多のメンヘラが年齢を重ね落ち着いていく過程を見て感じることは、「いつも死にたい」「生きにくい」「人より傷つきやすい」というのは、性格ではなく状態だという事です。
小さい子供に「お前は価値がない。」「生きている意味がない。」「死んだほうがいい」って毎日毎日何年も何年も言い続けて育てたら、どんな風に育つと思いますか?
死にたいゾーンの人は自分が自分にずっとそういう声がけをして生きているので、もれなく死にたくなります。当然の結果の今の死にたさ!

そこから急に、「自己肯定感を上げよう!」と頑張ると、「自分を変えたいのに全然変わらない!やっぱり自分はダメだ!!」と、自己否定のネタが増えるだけなので、自分に過剰な期待をせずに無理をしないことをお勧めします。

死にたいゾーンの脱出方法

①自分は認知が歪んでいることに気付く
②カウンセラーなどを含め、自分の話を聞いてくれる人に自分を受け入れてもらう

自己肯定感ゾーン2 辛い

「いつも死にたいほどじゃないけれど、何となく辛い。自分を好きになれない。」
この段階までくればちょっとしたきっかけで脱出できます。
大丈夫!仲間はいっぱいいます!!
今回の自己肯定感バーでも出てきた、生きるのが辛い時の処方箋はこちら。

生きるのが辛いゾーンの脱出方法

・自分の好きなことで自分を表現し、人と繋がる。歌、芸術、演劇、メール、会話、ブログなど、なんでも。
・自分のキャラクターを分析して、モテるように対策する。(友達としてはいい人だけど、異性としてしては見られない状態→ペニスの付いていないぬいぐるみ という表現があるらしい。語彙が増えたね!)
・困ったときは、素直に人に質問してみる。プライドを捨ててでもやりたいことを見つけたら、人に聞くこともできます。
・宗教的な「こうすれば変われる!大丈夫!」みたいな断言してくれるものを信じてみるのも一つの方法ではある。
・余裕があるときには人に愛を与えると、それで救われることも多い。 

自己肯定感ゾーン3 生きていてもいいかな

日常で困ることがなければ、この辺で十分です。

 自己肯定感バーの感想

自己肯定感は気分であり、天気のようなものなので、移り変わります。
20名ほどの方々とお話しして感じたのは、「死にそう」さえ脱出すれば、良いタイミングでみんな勝手に救われるので、文章のボリュームが不均等になりました。
どうぞ、死にそうな人は無理せず、つらい人は気軽に色々あがいてみて頂けたらと存じます。

 

他、過去自己肯定感バーで取り扱った内容

「メディアコンテンツからみる自己肯定感」
研究テーマ例
■少年漫画と少女漫画からみる自己肯定感
■自己肯定感が低い主人公が、最終的に自分と折り合いをつける話まとめ
■BL、百合モノからみる自己肯定感
■日本と諸外国の自己肯定感の違い
現代社会とベストセラー本から見る自己肯定感

 

 

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